性格は船乗りが長い航海での相手にしていたように遊び好きですが、落ち着いていた面も持っているため、周りの空気を読むメリハリがとても上手い犬種だと言えます。そんなかわいいマルチーズの特徴をご説明します。
マルチーズの始まりは1500年前の地中海のマルタ島が起源とされています。
イタリアやギリシャで地中海貿易をしていた船乗りがマルタ島にいた犬を船に持ち込み、船の中で飼育しつつ長い航海の遊び相手、もしくはねずみ対策にしていたのです。
船乗りの相手だった犬が貴族と称されるようになったのは、この時代が大航海時代と言われるヨーロッパ各国が海の覇権を奪取しようと暗躍していた時代だったことが経緯です。
地中海にあったマルタ島は様々な経緯でイギリス領となり、そこでイギリスがマルタ島を得た際の戦利品として船乗りが遊んでいた犬に着目します。
その犬の毛色は汚れていましたが、白くふさふさなだけでなく小型で大人しいため、イギリス王室に持ち運んだのです。
洗浄したところ、白いふさふさした毛がきれいな純白色となり、さらに人に懐いて膝の上に乗せても重くないことから、イギリス王室の御用達の犬となります。
現在ではペットショップやブリーダー経由で日本でも飼えるようになっており、平均寿命は15年で購入金額も10万から25万円が目安となっています。
マルチーズの性格は船乗りが長い航海での相手にしていたように遊び好きですが、一方でイギリス王室で抱き犬として落ち着いていた面も持っているため、周りの空気を読むメリハリがとても上手い犬種だと言えます。
基本的には小型犬ですが、種類によっては大きく育つ子もいますから、ブリーダーや里親に聞いて自身の住宅環境にあった犬を選ぶと良いでしょう。
しつけについてはとても利口な犬なので、しっかりとやってほしくないことを言葉で伝えれば記憶できますからスムーズにできます。
日本で飼う場合において注意したいのが夏で、元々地中海の犬で暑さには強いですが、日本の酷暑となるとふわふわした毛が体温を下げさせないので注意が必要です。
そのため、日本の四季で気温が25度以上になる5月から9月の中旬になったら涼しい室内で飼うだけでなく、毛も短くカットしてあげることが大事です。