中国から来たシーズーは性格は比較的活発でおおらか、他種との多頭飼育も容易な犬種で、人や他の犬とも友好的です。シーズーの特徴、飼い慣らし方、値段、性格をご説明します。
シーズーは中国原産の犬で、獅子狗(シー・ズー)が名前の由来です。
約100年程の歴史を持ち、古くはその姿から守り神として清朝末期の貴婦人の間で飼われていたとされています。
チベット高原原産の犬など寒冷地の犬を先祖に持つことからその毛は長く、下毛が密生しています。
毛色は茶や白、黒かまたその2種類が主ですが、どんな毛色でもシーズーと認められます。
中でも尻尾の先やおでこ周辺に白い毛が入った個体は珍重される傾向にあるようです。
体高は20~30cm、体重は大人で5~8キロ前後になります。
性格は比較的活発でおおらか、他種との多頭飼育も容易な犬種です。
ただ頑固な面もあり、躾次第では無駄吠えが多くなってしまうこともあるでしょう。
排他的に育てられてしまうと、番犬のような振る舞いになってしまう傾向があります。
毛が多い割に抜け毛が少ないのも特徴の一つですが、皮膚に生えている時間も増えるため、汚れがたまってしまいがちです。
トリミングの際には気をつけてあげると良いでしょう。
寿命は10年から16年と平均より少し長めです。
値段も平均で約16万円とややお高めになっています。
シーズーは明るい性格でおおらかな面も持ち、人や他の犬とも友好的なのが良いところです。
遊び好きなのも相まって、ファミリーで飼うにも持ってこいの犬種であると言えます。
人懐こく、主人の様子を気遣ったり、愛玩犬らしい振る舞いも魅力的でしょう。
大きな瞳と鼻の周りの毛があちこちにのびる様子がまるで菊の花のように見えることから、クリサンセマム・ドッグと呼ばれることもあるようです。
シーズーを子犬から育てる場合には4週齢~13週齢に訪れる社会化期が重要になってきます。
この時期の躾によって成犬になったときの性格が決まりますから、ペットショップなどで子犬を検討する際はこの週齢かどうかを参考にしてみるのも良いでしょう。
また、里親募集のホームページにもシーズーの情報は多いため、飼いたい場合はその責任を自覚した上で申し出てみるのもおすすめです。