チワワはなかなかに強情で、わがままでマイペースと言われています。飼い主にしか懐かず、愛好家にはたまらない犬種です。そんなチワワの歴史、性格、飼い慣らし方をご紹介します。
チワワは北アメリカでもかなり古い犬種で、メキシコのアステカ文明(1400年代)の頃から飼われていたという説が有力です。
最初は短毛種しかいませんでしたが、19世紀に入り品種改良により長毛種(ロングコート)が誕生しました。
1904年にアメリカンケンネルクラブに登録されています。
性格は体格に似合わずなかなかに強情で、特にオスは全犬種の中でも最も気が強く、わがままでマイペースと言われています。
飼い主にしか懐かず、他人にはめったにしっぽを振らないところが愛好家にはたまらないポイントです。
運動を好み、他の小型犬のように室内飼いに向きません。
ただし、品種改良で小型化が進んだ結果、膝を痛めやすく、遺伝的に心臓の弁膜症などの疾患を持つ個体も少なくないため、あまり長く歩かせ過ぎないよう配慮してやる必要があります。
前述したとおり、飼い主にはとても忠実です。
優しく教えれば待て、おすわりなどの芸からトイレのしつけまできちんと覚えます。
うまくできたときには大げさすぎるぐらいに褒めてあげましょう。
成犬になると気難しくなることもありますが、小犬のときは人懐っこく、好奇心が旺盛で活発なので子供の良い遊び相手になります。
一方、マイペースなのもチワワの良いところで、遊んでほしいときには飼い主のそばへやって来ますが、普段はお気に入りのコーナーで静かに寝ていたりします。
いつも付きまとって来たり、しょっちゅうかまって欲しがるワンちゃんはちょっと…という方にもぴったりです。
体重を増やしてしまうと足腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアや膝の脱臼などの原因になりますから、食事の量に気をつけて太らないようにしましょう。
わき腹からあばら骨に触れられるぐらいがちょうど良い肉付きです。
スリング(肩にかけて犬を入れて運ぶ布)に入れてどこへでも連れて行ける小ささが、何といってもチワワの一番の魅力です。
小犬の時から慣れさせてあちこちお出かけを楽しみましょう。