イギリスのブルドッグがフランスに輸入され、家庭犬として改良されて今の愛くるしい姿と性格になりました。獰猛な性格と勘違いされることがありますが、実際は温厚で甘えん坊です。そんなフレンチブルドックについて、ご紹介します。
フレンチブルドッグは名前の通り、フランス原産の犬種です。
イギリスのブルドッグがフランスに輸入され、家庭犬として改良されて今の愛くるしい姿と性格になりました。
フランスからアメリカに渡ってさらに人気が増し、日本には早くも大正時代に輸入されています。
見た目の特徴はピンと立った耳と扁平な鼻、がっしりした体格です。
鼻が低くフガフガ、ブヒブヒと音を立てるため、獰猛な性格と勘違いされることがありますが、実際は温厚で甘えん坊です。
無駄に吠えることが少なく、活発ですが無闇に走り回ったりはしないので、室内飼いに非常に向いている犬種と言えるでしょう。
毛色は大きく4種類あり、茶系のフォーン、黒系のブリンドル、白地に茶か黒が混じるパイド、クリーム単色のクリームです。
クリームは数が少なく人気で、販売価格も20数万円以上になることがあります。
他の毛色は血統書の有無や販売時期などにもよりますが、15万から25万くらいが平均的です。
フレンチブルドッグの寿命は9歳から11歳程で、他の犬種と比べるとやや短いでしょう。
体型に対して食べ過ぎる傾向と気温変化が苦手な体質があるので、その点に注意してより長く健康に暮らせるよう配慮してあげるのが大切です。
顔が強面なので意外かもしれませんが、フレンチブルドッグは抱っこされたりかまってもらえるのが大好きな犬種です。
家庭では室内飼いにして、なるべく長く一緒にいてあげましょう。
飼い主が寝転がっていると自分も一緒に横になってきたりと、とても可愛らしい面を見せてくれます。
尻尾は短く、他の犬のように振ることが出来ないため、感情を読み取るには耳の動きを見るとわかりやすいでしょう。
嬉しいと顔を小さく震わせながら耳を倒し、飼い主の注意を引きたいときは前後に動かしたりします。
フレンチブルドッグは親の性格と体格を引き継ぎやすく、ペットショップではなるべく親犬について教えてもらうと、子犬を選ぶときの参考になります。
またかまわれ好きで遊びはコミュニケーションにとても有効ですが、他の犬種より鼻呼吸が苦手で息が上がるのも早目です。
バテないよう、様子を見ながら遊んであげましょう。
皮膚病などかかりやすい病気もあり、ブラッシングやシャンプーが欠かせません。か
まわれ好きな性格に上手く合わせてお世話をしてあげるとより仲も良くなって、お互いに幸せな毎日を過ごせるでしょう。